三野 新 / Arata Mino
三野新個展『Prepared for Film』 G/P gallery ver.
会期 : 2014年8月12日(火)〜8月20日(水)延長しました!
会期中無休/ 12:00~20:00
会場 : G/P gallery (渋谷区恵比寿1-18-4)
詳細HP :
会期最終日=8月17日(日) 19:30 ~ 19:50 パフォーマンス作品発表決定!
要予約 / 料金 1000円
パフォーマンス作品は、三野の構成・演出、ダンスパフォーマーのハラ サオリが振付・出演。
本作は、前回のver.SNACにおけるダンス作品の再演として発表します。
ダンスを身体のための記録装置として捉え、記録映像からダンサーのハラ サオリを通して、会場で『Prepared for Film』の身体を新たに立ち上げていく試みです。
上記の「パフォーマンス予約フォーム」をクリックして、予約へとお進みください。
構成・演出 三野 新
振付・出演 ハラ サオリ
ドラマトゥルク 山崎 健太
テクニカルディレクター 三嶋 一路
美術補佐 安積 知里
ステートメント
まずは、本展覧会と過去のパフォーマンス初演との変更点を探り、比較する。
1、写真を見る主体が、出演者から観客そのものとなる。
(フィクションを演じる身体→フィクションを想像する身体)
2、ダンサーは、カメラアイ役として、かつて記録する身体(視覚情報記録デバイス)であった。
そこから、記録した身体の身振りをインストールし、プロジェクションする身体となる。
(受容体→発光体)
3、写真は、『Film』に登場する道具の「見立て」としての機能から、「痕跡」としての機能を持つ。
(小道具→資料)
以上の比較によって導きだされた答えとして、この展示とパフォーマンスは以下の構造を持つものとする。
①「観客に対して、展示の動線を指示した、演出ノートを配布する。そうすることで、観客を随意、不随意に関わらず、劇的空間における出演者の一人と見なすことができる。」
②「ダンサーは、身体そのものを記録媒体として捉え、映像から身体の身振りをインストールし、かつての空間を再現前させる場をつくる。ただし、再現前した空間は、全く異なる場所、出演者=観客、痕跡に囲まれたものであり、全く同じ空間となることはない。」
③「資料としての展示写真は、観客、ダンサーによって、『Prepared for Film』をそれぞれの立場において再び立ち上げるための標とする。」
以上を持って、本展覧会のステートメントとして、発表する。